名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
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2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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フェイク(2/3)新快前提 平次→快斗

フェイク(1/3)の続きです。
―――――――

土手の上にバイクが停まった。無意識にカードをポケットにしまってから何となくその方を見上げた。

バイクから降りた男がヘルメットをとる。どきりとした。


「おいー! 黒羽かぁ?!」

「…は、服部?」

そうやぁ~、と喚きながら走り降りてくる。なんか、わんこみたいだ。
ちょっと笑った。

「黒羽ー! 嬉しいで笑顔で迎えてもろてー! こないだは大丈夫やったか?!」

走ってきた勢いのままハグられる。

「こないだって…」

「クドーやがな。乱暴されへんかったか」

「…………」

――黙り込んだがな。しゃあないな工藤のヤツ。

もたもたするんは俺の性やない。
出会えた感激を伝えるためにそのままチューする。当然唇と唇や。
黒羽が俯いて逃げる。

「…へんなことすんなよっ、服部」

「キスはへんな事やあらへんで」

「口が減らねーなぁ」

うん、感触はワルくないで。

「でも、よくここがわかったな」

言いながら俺の腕をやんわり振り解く。むむう、落としとうなるなー、ますます。

「黒羽に逢いとーて探し回ったんやで。朝イチにこっち着いて、この時間や。こないだ話した俺のバイクあれやで」
「へえ…」

黒羽が土手の上に停めた俺のバイクを見上げる。瞳が夕焼けに映えてきれいや。工藤が入れ込んどるのも解る。確かにこいつは……なんやたまらん気分になる。
肩を掴んでもう一度抱き寄せた。

んっ?!

目の前にトランプが翳(かざ)される。

「工藤の友達だからケガさせたくないけど、しつこいと怒るぜ」

おおっ、新展開。新鮮や! 黒羽、こないな顔もするんや。
俺がニコニコしてトランプ越しに黒羽を見つめていると、黒羽は懲りない俺に呆れたのか、苦笑いしてトランプを下ろした。

「そのカードは?」
「マジックの練習してたんだよ。指先の動きとか。反復練習が大事なんだ。今はいないけど、ここだと近所の子供とか集まるから実践兼ねてできるし」
「ほうー。そういうもんか」
「じゃあな。このあと俺ヤボ用あるんだ。気を付けて大阪帰れよ」

「黒羽ァ! いっこだけ頼みがあるんやけど」

「え?」

「今夜一晩、お前んちに泊めてくれ! 後生やっ」



もう一回つづく

―――――――
また続かせちゃいます、スミマセンっ。
さてどうしましょう。
そう簡単に襲わせるわけにも……白馬くんを待たせてるのに。
成り行き任せです! 快斗の返事は?


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