名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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強奪《1/2》(新快前提 平次→快斗)R18

※過去このブログで服部くんが出ていたものとは〝別枠〟ダークサイドのお話です。閲覧ご注意下さい。

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なにすんだよ、と黒羽が慌てた声を出す。

強奪や、と返答した。


すばしこいヤツやが、いったん捕らえてしまえば分(ぶ)は俺にある。
下手に抑えつけてケガさすよりええやろと(最初からそのつもりで)俺は黒羽に当て身を喰らわせた。

俺の肩を抑えていた黒羽の手から力が抜け、腕が床に落ちた。
意識を失った黒羽を抱き上げ、俺は黒羽をホテルのベッドに横たえた。


黒羽快斗。

これまで何度か会う機会があったが、それはいつも工藤と三人でやった。
黒羽はどこぞ謎めいとって――工藤が黒羽に強く惹かれとるんは端から見とっても、よう分かった。

何度目かに二人に会うた時、その関係の変化に俺は気付いた。二人の〝繋がり〟に。
そして俺は……自分でも驚くほどの強い感情に襲われたんや。恐ろしいほどに強く渦巻く〝嫉妬〟という醜く黒い感情に。

一口ではよう説明でけん。

これまで一番近しいと思うとった、自他ともに認めるライバルの工藤を黒羽に奪われたからか。もしくはどこか気になっていた黒羽を工藤に浚われたからか。
その両方なんやろう……きっと。

とにかく俺は我慢が苦手な性格や。いつまでもこんなどす黒い感情に囚われ一人もんもんと過ごすくらいやったら――奪ったれ。なんぼかマシや、その方が。
こんな醜い自分に付き合うくらいやったら、現実に憎まれた方が。
その方がまだマシや……!


『工藤ももうすぐ来るから』と、俺は黒羽を今夜泊まるビジネスホテルのシングルルームへ招じ入れた。工藤と会うたのはホンマやが、実はとうに工藤は帰したあとやった。

そして俺は背中から黒羽を捉え、驚いて振り向いた黒羽の唇を奪い、脚をかけて床に押し倒した。

なにすんだよ、と黒羽が慌てた声を出す。強奪や、と返答した。怨んでかまわん、と。


そして俺は――黒羽を奪った。


気を失うとるうちにシャツのボタンを外し、ジーンズを脱がせた。目の前の黒羽の肌は俺をさらに本気にさせた。
どこぞで……自分にブレーキがかかることを内心では期待し、予想してたんやが、それどころではなかった。俺はほんまに狂ったように黒羽を奪うことに夢中になりだした。

それにしても――ここまで自分が狂うとは。たとえ全てを失うとしても、いまは黒羽が欲しかった。黒羽を求めることだけしか考えられんかった。





『強奪《2/2》』へつづく

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ひーとうとうやっちゃいました。てか、やっちゃいます……。スミマセン…(+_+);


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