名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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ここ数日の拍手に感謝御礼申し上げます。
林檎さま「サクセスムーン」へ拍手コメントありがとうございました(^^)。

※このブログ初?モブKです(+_+)。18才以上女子でOKな方のみお進み下さい…。

囚人《2/3》(XX→キッド)R18
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『死なせない限りどう扱ってもいいと言われている』

男の言葉は本当だろう。抗っても余計な傷を負うばかりだ。

一見どこにでもいそうな縁なし眼鏡にスーツ姿のこの男が〝此処〟のボスらしかった。
そして、さらに上の命令系統が存在する。

諦めるわけにはいかない。何をされようと、今は堪える覚悟をする他なかった。

手足を縛られた俺は、突き飛ばされてマットの上に転がった。

─────〝まな板の上の鯉〟ってこんなもんか。人事のようにそう思う。実際手も足も出ない。
部下たちに『脚を開かせて抑えつけろ』と命じる男の目には、暗く灯る焔がちらついていた。
恐ろしくないと言えば嘘だった。
懸命に男を見据える。そうしていないと心まで竦み上がってしまいそうだから。

男が脚の間に体を入れてくる。足首を掴んでいる部下が、腰が浮くほど俺の脚を持ち上げた。腿の片方が男の肩に担がれる。

「キッド、セックスは初めてか?」

「…黙って出来ないのか」

「いいね。強がりは悪くない。それだけ征服し甲斐があるというものだ」

男が俺の服を脱がし始める。タイを抜かれ、シャツの前が開かれた。ズボンのベルトが外される。
他人に体を暴かれる嫌悪と本能的な怖れに、目を瞑らずにはいられない。
肌に伸びた男の手が俺の腹から脇、そして胸へと這いまわる。知らず肌が粟立っていた。

「思った通り、触り心地は極上だな…」

「……!」

覆い被さってきた男の唇が首筋に吸い着いた。そして胸へと順に降りてゆく。所々で痺れから痛みを覚えるほどきつく吸い上げられる。咬まれているのか。

「ほう…見ろ、赤い花びらが散ったようだ」

囁きながら俺の反応を確かめるように男の指が下腹を探る。無意識にびくりと腰が跳ねた。怖れを抑えきれない。
衣服をずらされ、下肢が曝された。体を捩っても頭の上で掴まれた手首は動かせない。
足の付け根から尻を男の手が往復する。指を蠢かし、手のひら全体で竦む肌を撫で回され揉むようにして弄ばれる。

「さて…此処はどうかな」

「……!」

膝の裏を掴まれ、ぐいと両腿を押し上げられた。
羞恥を覚えずにはいられない姿勢を強いられ、俺はとうとう顔を背けた。

「フフ…他人に触れられるのも、見られるのも当然初めてか。どうだ? 前も後ろも無様に曝した感想は」

「…………」

「キッド。訊いてることに答えろ」

「……くだらない」

「なに?」

「俺を辱めて…優位に立っているつもりか。部下の助けがなけりゃ俺を抱くこともできないくせに────!!」

バアン、と音がして、視界が霞んだ。眩暈を起こす。頬を強く張られたのだ。その事に気付いたのは、頬が痺れ、左耳にキーンと異音を覚えてからだった。

それから本当の凌辱が始まった。
秘部を指で無理やりこじ開けられ、散々なぶられる。挿し込んだ指先で男は炙るように俺の屈辱を煽った。
そして自分のものを押し当てると、俺の表情を確かめるようにじわじわと体重をかけ中へと押し入ってきた。
最後は奥まで一気に貫かれた。

強引に受け入れさせられた体は意志とは関係なく軋んで、嫌でも男を締め付けてしまう。
深く衝かれ、激しく揺さぶられて、歯を食いしばっていても抑えきれない悲鳴が漏れる。体内を犯される悪寒と苦痛はどんな鋭い刃より確実に俺を苛んでゆく。

気を失ってしまいたかったが、体の芯を抉られるような激痛と、おぞましく加えられる男の執拗な〝愛撫〟に、完全に意識を手放すことは出来なかった。


気が付くと、うつ伏せに寝かされていた。
霞む意識の底で、部屋の片隅にトランプ銃が置かれていた事を思い出す。
動けるか分からなかったが、手を着いて体を起こそうとした。

(…あっ!?)

「よし、やれ」

だが、まだ凌辱は続いていたのだ。背後から腰を掴んで引っ張られ、下肢が浮く。脚の間に誰かいる。俺を背後から貫こうと─────。
一気に目が覚める。
横を見ると、人差し指で眼鏡を押し上げながら男は哄って俺を見ていた。

「どうだキッド、少しは休めたか? おまえが気付くまで、部下を待たせていたんだ。まさかもう終わりだと思ったんじゃないだろうな 」

「あ、…うあっ!!」

ガンと下肢に衝撃が走る。傷んだ肌をさらに裂かれる激痛が追いかけてきて、俺は着いた手を握り締め頭をマットに擦り付けた。
ハハハと哄う声が響くのが、自分のあげる嗚咽の合間に聞こえていた。

「部下たちの事もしっかり満足させてやるんだ。あとで私がまた可愛がってやる…。次はキッド、おまえも愉しめるようにな」

髪を掴んで頭を持ち上げられる。
しかし容赦なく後ろから打ち付けられる律動に翻弄され、意識が男に向けられない。

「あ、あっ…、う…ああっ…」

「いい声だ、キッド。さあ、もっと鳴け」

「く…っ、う、うあ…!」

浅く、深く、体の中を重いものが行き来する。その度に灼かれるような熱さが背を突き抜け、ズンと体の奥を衝かれる言いようのない息苦しさに襲われる。

自分の体ではないようだ。全く動けない。
下肢を襲う衝撃は全身に伝染し、首を振って身悶える事しか出来ない。
気が…おかしくなりそうだ────。



胸にチクリと痛みが差し、目を開ける。

「う……」

「どうした。これからやっと三人目だ。たった二人で降参では面白くない」

包むように背を抱かれ、俺はマットに座り込んでいた。もう一人いた部下が背後で胡座を組み、俺の胸に手を回して乳首を乱暴に抓りあげる。

「あっ…?」

体が浮く。腹を抱えられ、俺は背後の男の上に乗せられようとしていた。
目の前には、裸にされた俺を面白そうに見つめる眼鏡の男。
その手が俺の体の下に伸ばされる。

「…!!」

傷んだ俺の後ろに、背後の男のものが当てがわれようとしていた。
ぐっと体が沈むとともに、体の芯を貫いてゆくものの質量に震えが走る。

(アア、アアア…ッ)

半ばまでじりじりと埋められたそれは、不意に支えを失った俺自身の体重によって根本まで深々と俺の体を穿ち貫いた。
体内に分け入り埋め尽くす異物の圧迫感に、俺はなす術なく背を反らし叫んでいた。




囚人《3/3》へつづく

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